まず始めに安眠シーツとは。
例えばウォーターベッドを思い浮かべてください。
実は大体のウォーターベッドにはベッド内の水温を調節する装置がついています。
これは体温よりも水温の方が低いため、そのまま寝てしまうとベッド内の水に体温を奪われてしまい
体調を崩す原因になるからです。
逆に考えるとウォーターベッド内の水温を体温より若干低い程度に設定しておけば、暑い夜でもベッド内の水に
体温が奪われるため、涼しく過ごせる訳です。
ウォーターベッドは値段が高くベッド自体もサイズが限られていたりするので、手軽にその恩恵を再現させる為のシーツが安眠シーツです。
安眠シーツにもいくつか種類があり、大きく分けて以下の3種類になります。
・ジェルが入ったマットが体温を吸収してくれるタイプ
・湿度を取り去ってくれるタイプ
・空気の通りをよくして蒸れを解消してくれるタイプ
私は上記3種類のすべてのタイプの使用経験がありますので、ご紹介したいと思います。
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■まずはジェルが入ったマットが体温を吸収してくれるタイプについて
シングルベッドタイプで1万円前後。
http://ontv.kankai.net/cool/
上のURLにあるひんやりシーツなんかが有名です。(私が購入したのもここの製品です。)
使った感じとしては、シーツの下に敷いて寝るだけですぐに「ひんやり」を実感できます。
冷え性の女性が使うのはやめておいた方が良いぐらい「ひんやり」します。
ただ、下記条件に当てはまる人は要注意です。
・太っている人
・寝返りをあまりしない人
・寝返りをしても寝ている場所を変えない人
同じ場所(エリア)で寝ていると体温を吸収し続けてくれるのですが、吸収し続けて体温と同じかそれ以上の温度まであがった場合その温度を保温し続けます。
簡単に言えば、寝返りによって寝ている場所を一定間隔で移動しないと逆に蒸れてくるんです。
蒸れてくると最悪です。 暑い夜にカーペットを暖めて寝るようなものですから。
ちなみに太っている人は大抵は残りの条件に該当してしまうので要注意です。
■次に湿度を取り去ってくれるタイプについて
シングルベッドタイプでも3千円程度
こちらのシーツは湿気を取ってくれるだけなので、涼しくはしてくれません。
このタイプも普段使っているシーツの下に敷くものが多いです。
使ってみた感想としては、干した後のシーツの感じがいつもより若干長続きするようなイメージです。
なので、寝苦しさの原因になるシーツのじめっとした感じを取り除いてくれます。
■最後に空気の通りをよくして蒸れを解消してくれるタイプ
通気の良い素材で作られているだけのシーツであればシングルサイズで3千円程度
ファンがついて空気を送って蒸れを吹き飛ばしてくれるものだと1万後半〜
こちらのシーツも蒸れない仕組みになっているだけで涼しくはなりません。
このタイプも普段使っているシーツの下に敷くものが多いです。
ファンが付いていないものは、湿度を取り去ってくれるタイプとほとんど変わりません。
ファンが付いているものは、直接風が体に当たらないので涼しくはありませんが、体とシーツの接着面に起こる蒸れが
まったく感じられなくなります。
ファンが回るために小型の扇風機をまわしてるぐらいのモーター音は消せませんし、電気代も月300円程度ですがかかります。
ですが、ジェルタイプの安眠シーツで要注意の人にはかなりおすすめです。
同じ場所で寝ていてもファンが送ってくれる空気が蒸れを流しさってくれます。
蒸れて痒くなるような人にもお勧めです。
■ 結論 ■
どのタイプも一長一短がありますが、私に似たタイプの人(体格が太めで寝返りをあまりしない人)であれば
ファンが付いた空調シーツが一番使いやすいと思います。
また、同じファンが付いたタイプの座布団(「涼風」という商品が有名です)も太めの方のデスクワークでかなり便利です。
http://www.rakuten.co.jp/pc2b/979018/ (私も車と仕事場で愛用中です。)
あと、ジェルタイプのものは3枚重ね位で敷く事によってウォーターベッドとほとんど同じ位の効果が望めるかもしれません。
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