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<ぜんつう>ネトゲとかソシャゲとか、雑記。

   

アトピーとかゆみとそして俺

アトピー性皮膚炎の方へのススメ

わたくしzenchuuも生まれてこのかた24年間アトピーと暮らしてきた訳なので、
そこで培った知識を書き綴りたいと思います。 なので「すべて経験談です。」
それを語る上でまず、私とアトピーの生い立ちを少し書かせて頂きます。


私の場合、アトピーが発症(かゆみが出始めた)は幼少の頃からです。
しかし、この頃の私のかゆみはそれほどひどくはありませんでした。
小学校の頃はスイミングスクール、テニススクール、少年野球、少年サッカーと
今の自分では考えられないくらいスポーツ少年でした。
高校からインドアな趣味が増え始め、部活動もインドアな部類の部活に移りました。
また、高校生になって不摂生な生活が多くなっていくと、私のアトピーは悪化していきました。
この頃からヒドくなったら医者に行って薬をもらって、ある程度よくなるとヒドくなるまで放置するような事を繰り返していました。

高校卒業後、SE(システムエンジニア)/PG(プログラマ)を目指す為に専門学校へ入学します。
そこでも不摂生な生活は続き、さらにスポーツをやってた故の食欲、それを消費する余地のない生活がどんどん不健康になっていきました。

そして情報産業(IT系?)の会社に入社。
プログラマ見習いとして仕事をしていく訳ですが、会社に入ってからアルコールを飲む機会が増え(好きな訳では無いが)、安定した収入から外食が増え、仕事を理由にどんどん運動量が減り、不健康きわまりない体になっていきました。
この時のアトピーの症状が私の生涯で今のところ最悪の状態でした。(入社3年目の頃)

まず、朝起きてベッドから出ると皮膚の乾燥や、傷を治す為に体からでる滲出液(しんしゅつえき)やリンパ液が固まることにより関節を曲げたときの皮膚の伸び縮みを阻害し、体を動かすだけで皮膚に激痛が走ります。
部屋の床は皮膚を掻いたときにでる死んだ皮膚(全身から出るフケみたいな物ですが皮脂というよりは皮膚そのもの)が粉雪のように降り積もっていました。
皮膚は常に血と透明な液体が絶えなくでており、保湿剤を塗っても焼け石に水の状態でした。
そんな状態で病院へ行った時、医者にこのレベルであれば入院した方が良いと言われました。

入院中の治療は入浴後にすぐさま看護婦さん4人掛かりで全身にくまなく薬(酷い所にステロイド、全身に白色ワセリン)を塗りたくり、そこに亜鉛軟膏を塗ったガーゼを張っていき最後に全身を包帯で巻くというもので、まさに包帯男状態でした。(入院期間は3週間ほど)

この治療のおかげで、アトピーはかなり良くなりました。

それから1年ほどたつ今現在(2010年8月現在)、退院後ほど良くはありませんが、かなりまともな状態で生活を続けられています。




さて、私のアトピーとの経緯を長々書いてしまいましたが、ここからは私がこれまで学んだ事を書いていこうと思います。

■アトピーにより皮膚が悪化してしまう3つの落とし穴

1、入浴時
2、風呂上がり
3、睡眠時

まず先に言っておきますが、アトピーの悪化=皮膚の悪化(傷や炎症)です。痒くて皮膚を掻けば皮膚は悪化し、乾燥したときに更にカユミを増します。
なので、いくら掻いても皮膚が悪化しなければ負の連鎖は続かないのです。
そこで、日常で皮膚を悪化させてしまうタイミングを3つ上げました。

1の入浴時は、熱いお風呂が好きは人は特に特に気をつけなければなりません。
熱いお湯により血液の流れが活発になる事で体中のカユミを誘い、更に熱さで痛覚がマヒする事で痛みよりも掻く事への気持ちよさが優先され、結果必要以上に掻きむしってしまいます。
また、入浴するときは一人で入る事がほとんどなので、他の人はその行為に気づけません。
ちなみに私が一番症状が酷かったときの入浴は掻いたときの恐ろしい気持ちよさから掻きむしりながら叫んでいたほどです。また、軽石(踵をこする為)で全身を擦って血まみれになった事もあります。

2の風呂上がり時は、お風呂で皮膚が潤ったように見えますが、お風呂から出た後に襲う急激な乾燥が更に激しいカユミを誘います。
更に、皮膚は湯上がりで柔らかい状態の為傷つきやすい。

3の睡眠時は寝るときに布団をかぶった後に体が温まるために起こるかゆみです。
夏は暑くて汗をかくためかゆみに繋がり、クーラーや冬場の涼しさは布団をかぶって体温がこもる事で体が温められかゆみが起こります。 結局暑くても寒くてもかゆみから逃げられません。
また、寝ているときは無意識で掻いてしまう為、血が出ても止まらず、寝ている間に掻いた傷からでた血が寝間着について固まり皮膚とくっ付いてしまったりする事もあります。


■3つの落とし穴に対する5つの対策
1、爪をコマメに短く切り、清潔にしておく。
カユミや、くすぐったさは拷問に使われるほど抗いにくい物です。なので痒い人に「掻くな」というのは到底無理です。
ならば掻いたときにできるだけ皮膚へのダメージを軽減する為にまずは爪のお手入れが最優先です。

2、最強の矛「孫の手」と最強の盾「ヘアブラシ」
爪をきれいに切っても、やはり爪で掻くと肌は傷ついてしまいます。
そこで私が使っているのは孫の手とヘアブラシです。(100円均一なんかで売っているプラスチック製の丸い剣山のようなもの)これで掻く事で、掻いたときの気持ちよさを残しつつ、肌へのダメージを最低限に押さえてくれます。
肌の強さ弱さは人それぞれなので、何度か使ってみて合わなければやめた方が良いでしょう。自分にあった柔らかい物を探す必要があるかもしれません。
私の家では3本の孫の手と2種類のヘアブラシ(入浴時はお風呂の温度でやらかくなってしまう為若干硬めのもの、部屋で使うものは柔らかめの物)を使用しています。

3、ステロイドは医者の指示通りしっかり使う。
巷ではステロイド剤を使用すると「皮膚が黒ずむ」や「皮膚が固くなる」や「生殖機能に影響が出る」などの話を聞きます。
私も最初、そんな不安感を持って私が通っている横浜市大付属病院の皮膚科の先生に聞いた所、「そんな事はない」と断言されました。
また、そんな噂が広まった原因はあるテレビ局がステロイドに関する事実無根のドキュメンタリーを流したせいであり、日本皮膚科科学会は
再三にわたって放送内容の撤回要求を行ったそうです。
しかしマスコミの印象操作により蔓延った噂は消える事がなく、ステロイドへの恐怖感を利用して「ステロイドを使用しないでアトピーを直す」という甘い言葉で金を集める悪徳業者が動きやすい状態を作り出してしまっているそうです。
どんな病気であっても、直すには医者と患者の信頼関係は絶対の物でなければなりません。
たしかにステロイド剤には副作用がありますが、医者の指示通りしっかり使えば問題ありません。
今の所、私はステロイド剤を使った事による副作用はありませんし、これからもステロイドを使っていくと思います。
(ちなみに私が使っているステロイド剤はマイザーとネリゾナの2種類で、非常に強いステロイドに分類されるそうです。)

4、保湿を怠れば死ぬと思え
肌のカサカサがカユミにつながる事が多いのは皆さんご存知だと思います。
アトピー性皮膚炎患者は夏は汗で痒く、冬は乾燥で痒いなんて当たり前だと思います。
保湿剤?乳液剤? どちらも一時凌ぎにしかなりません。
私が入院中に体中に塗りたくられたプロペド(白色ワセリン)をお勧めします。
お風呂から上がった後にバスタオルで体を良く拭き、できるだけ早くプロペトを全身に塗りたくります。
これだけで驚く程保湿されます。 私の生活からは外せない薬となっている程です。

5、無意識で書いてしまう手元、手首、腕にはTubifast
勉強や仕事中でも無意識のうちに掻いてしまう場所として多いのが腕(肘より下)です。
特に皮膚の薄い肘窩<ちゅうか>(肘の内側)はアトピーの影響が出やすく、ついつい掻いてしまいます。
私が病院に入院していた間は無意識でも掻かないようにしっかり包帯で巻かれていましたが大それた怪我でもないのに包帯を巻くのは抵抗があるし、何より蒸れて逆効果だったりします。
そこでTubifastという商品があります。 これは私が退院した時に医者から勧められた商品で、大きめの薬局や病院付属の売店などでも買えたりします。
詳しくは下記ページをご参照ください。
  http://www.mogumogu.jp/shopping/cloth/550001.htm
この商品を簡単に説明すれば、長袖の袖だけ切り取ったものだと思ってください。
普通の袖と違うのは通気性に優れているので蒸れない、伸縮性があるのでピッチリ装着できる、掻いても布の上からなので皮膚への被害がほとんどない、ピッチリと肌を締め付ける事によってカユミを感じなくなる、といった優れた商品です。
私は「成人の手足サイズ」の物を使っています。

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体のサイン

  • by サインコサイン
  • 2010/09/09(Thu)01:27
  • Edit
私もアトピーで苦しんでいます。幼い時からずっとステロイドに頼ってきたのですけれどステロイドが良い、悪いは別にしてステロイドを塗っていればアトピーは治らないということに気がつきました。
脱ステをしたときのリバウンド・・・これはリバウンドではないと私は思います。
これが本当の私の肌なのだ。今まではステロイドでごまかされていて事の重大さに気がつかなかった。
気がつけば、アトピーに悪いといわれる食べ物が好きでまったく気をつけることはなかった。
食事、生活面すべて変えようと思いました。
まだ、1か月経っていませんけれど、痒みが酷く、夜はあまり眠れません。
しかし徐々に良くなってきていることがわかります。
リンパ液や腫れ、赤みはほとんどなくなりました。
ときどき、食べ物が悪かったのか赤みと痒みが昼間でも出ることがあります。
原因を追及すると心当たりのある食べ物が浮かびます。
くじけそうになることもありますが3週間前と比べたら別人です。
顔、耳、口びるは、ぽんぽんに腫れあがり、全身の痛みと痒み、熱も出ました。寝たきり状態で、口も開けることができませんでした。
その時に比べたら嘘のようです。
後は、痒みと乾燥です。
まだまだ正常な肌ではありませんが、くじけず健康な肌を取り戻そうと思います。
アトピーだけではなく、自分の体の中は酷い状態だったと思います。
今ではアトピーはそのサインだったのかなっと思っています。
そのサインをステロイドにごまかされて気がつかなかったのだと思いました。
これは20年近く使用してきた私のステロイドに対しての感想です。

だからこそのステロイド

  • by zenchuu
  • 2011/02/08(Tue)00:52
  • Edit
今更ながら、返信させていただきます。

仰るとおり、ステロイド剤は治療ではなく症状を強引に抑えているだけであり、根本的な治療ではないと思います。

しかし、ステロイド剤で抑えないと私生活に支障が出るのも事実です。
ステロイドで症状を抑えつつ、少しずつ直していくことが大事ですね。

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